プレゼンする時に考えること

最近、久しぶりにプレゼンを頼まれて、90分ほどの講演することになったのですが、そう対して上手くない私が言うのもなんですが、いくつかポイントをあげてみたいと思います。

体調管理は万全に

特に声が大事。プレゼンは複数の視聴者に対して話をするため、声がでないことには始まらない。オリジナルの講演の場合は、代理も難しい。
私も一度だけ風邪で声がでなくてキャンセルしたことがあります。

午後一番の講演の場合、昼食をとらないということもある。万が一昼食でお腹が痛くなると講演が台無しになるという理由である。一理あるが、私はお腹が痛くなる体質ではないので、時間がなくて昼食をとらなかったことはあるが、基本的に昼食をとる。

資料作成について

プレゼンで使用する資料作成は重要です。聴取者は、わたしの顔を見るよりもパワーポイントの画面を見ているからです。耳から入る情報と眼から入る情報が一致していることが大事です。口(味)や鼻(におい)、身体(振動)に情報が送り込めれば、もっとインパクトのあるプレゼンになるだろう。

プレゼンの資料の書き方については、別の機会に説明したいと思いますが、プレゼンの7~8割は占めると思います。

プレゼンの練習

2通りのプレゼンの練習方法があります。

ひとつは、完全なプレゼンをめざす方法です。

  1. 「台本」をつくる
    1ページ毎のテーマを理解した上で、自分の言いたいことをどのように表現するか考えながら、台本を作ります。
    これは、演劇における台本と同じように、伝えたいことを強調したり、共感をもってもらうような語り掛けをしたり、シナリオを作ります。
    アドリブのようなものも、すべて台本に反映させます。
  2. 「台本」に基づき練習する
    話にくい部分や視聴者のレベルを考慮し、伝わりにくい部分があれば、台本を変更します。
    また、本番での視聴者が興味を持つ内容を追加します。
    本番を想定しながら、台本がなくても話ができるように「暗記」します。

ふたつめは、適当なプレゼンをめざす方法です。

  1. 1ページで一番大事な部分を赤丸で囲む
    大事な部分は、できるだけ印象に残るように話をします。
  2. トークを膨らませる箇所にキーワードを書き込む
    例えば、「2日前の日経朝刊にこんな記事もありました。」とか
    「わたしの経験では、こんなこともありました。」など、視聴者の興味を惹きつけるような話を入れ込むことです。

どちらの方法でも良いのですが、完全なプレゼンは、準備が相当大変です。特に1時間も話をするような場合、資料を基にした台本づくりから練習までに数日~数週間くらいかかる可能性があります。コスパはよくありませんが、本当に大事なプレゼンはこの方法が無難です。でも10分くらいでないと、一人舞台をやるくらい大変な話になってしまいます。

わたしは、赤丸だけつけて、あとは話をしている時にアドリブで話をすることが多いです。プレゼンは熱量が大事なので、なるべく勢いを維持したほうが伝わるんじゃないかと思います。

プレゼン本番

プレゼンの時間は、1ページ、1分~1分30秒が一般的です。60ページのプレゼンデータがあるとすれば、1時間~1時間30分くらいのプレゼンになります。
1ページをどう話をするかと言えば、上から下、左から右の順番に説明します。あと、1ページで一番重要なことをメリハリをつけて伝えましょう。

まあ、細かい事は考えないで、自分の個性を表現しましょう。

ではでは、健闘をいのります。