最近のスタートアップの動向
日本経済新聞の過去1年(2020年3月~2021年3月)の記事から、スタートアップと関連性の高い「キーワード」をグラフにしたものが、以下のとおり。
スタートアップの動向
AI(人工知能)やIT(情報技術)を活用したスタートアップが多く以下のような業種でチャレンジしている。
- 医療-(バイオ)-(創薬)-(ロボット)
- スマホ-(映像)-(5G)-(ロボット)
- 食品
- 農業-(ロボット)-(ドローン)
- エネルギー
- 宇宙
という感じである。
医療は、バイオ、創薬、ロボットとの関連性が高く、バイオ創薬や遠隔医療などがスタートアップの参入が大きい。
日本では、厚生労働省の薬機法(旧薬事法)の規制が大きく、参入障壁となるケースが多いといわれるが、あらたなアイデアで世界をリードするような技術開発に期待したい。
農業についても、日本は一般的に作付け面積が小さく効率が悪いとされているが、ロボットやドローンを使った農業にチャレンジしている。
コストダウンだけでは、なかなかビジネスにならないでPoCで終わってしまうため、農作物や流通、加工までのサプライチェーンを含めて付加価値が提供できるようなソリューションをつくることが重要だと考える。
意外だったのが、宇宙ビジネスにチャレンジしているスタートアップがでてきているということで、個人的には通信衛星ビジネスがほとんどうまくいっていないことから、宇宙ビジネスは難しいと考えていたが、突破点を見つけ、世界に通用するビジネスに成長することを期待したい。
DX(デジタルトランスフォーメーション)については、バズワード化しており、具体的なソリューションになっていないのが現状のようである。
業種ベースのビジネスから地に足のついたサービスやソリューションを考えることが重要です。