プログラマーという仕事

なぜ、プログラマーになったかと言えば、自動化・・・

ようするに自分の身代わりになって、機械がいろいろやってくれれば、人は楽になるんじゃないか?

という単純な発想だった。

わたしが就職した1981年は、コンピュータは床上げした空調の効いたマシン室に鎮座するようなもので、

人よりも大事にされていた。(まあ、月収が8万円の時代に1億円以上したのだから価値が違う)

実際、80年代のプログラマーは、常に最新のトレンドで新しいことに対応する必要があり、

ネットワークを担当していた私は、ベーシック手順からHDLC、TCP/IP、OSIと次から次へと変化するプロトコルに

対応していかねばならず、常に勉強して開発するという繰り返しだった。

一方、違和感を感じ始めたのが、Windowsが登場してExcelやWordなどがメジャーになってきたころ、

電車で中年のおじさん(今のわたしより若いけど)が、「はじめてのOffice」とかを一生懸命に読んでいる。

そもそも人が楽になると思って始めたプログラマの仕事が、実は一般人もそれを使うのに勉強しなければならない。という矛盾。おまけに、プログラマーは心を病む確率が数段と高い。

プログラマーの職業病ともいえる心の病みとバランスをとる必要がある。

なぜプログラマーが病みやすいかと言えば、1ステップも間違えてはいけない融通の利かない代物との戦いと自由な発想力の両立が難しいからと思っている。

最近の開発環境は格段に良くなっており、エラーチェックはコードを書く時にしてくれたり、メソッドの一覧をだしてくれたり、
ググれば回答が見つかるので、かなり効率がよい。まずは、プロトタイプをちゃちゃっと作ればいいというのはそこにある。

アジャイル開発は、今の環境では、当たり前にやるべきだと思うんだよね。製品にするなら、最後に清書すればいいんじゃないかと思う。

プログラミング

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100円ライター